こんにちは、だるまです。
まず言いたいのは、
完全ミルク育児でも大丈夫だよ!!
ということ。
私は息子二人を完全ミルクで育てました。
今はこれで良かったと思うけど、一人目をミルクで育てようと決めるまではたくさん悩みました。
その頃の私のように悩んでいる人、たくさんいるんじゃないかな…
ここでは、なぜ私が完ミを選んだか、どうして悩まなくなったか、実際やって感じたメリット・デメリットをお話します。
もくじ
なぜ完全ミルク育児を選んだのか
理由は2つです。
- 母乳が殆ど出なかった
- 母乳が出ないので、赤子が母乳拒否し、ミルク(哺乳瓶)を欲しがった
私は無知で、出産して初めて知りました。母乳って、産んだら誰でもじゃんじゃん出るものじゃないんですね!!!
そして赤ちゃんだって飲まないこともあるなんて。知らなかったんです。
なんとか母乳を飲ませようと…
とにかく母乳推進の世の中。
母乳のメリットとか、もう耳タコですよね。
出産後入院中の病室にも「母乳育児」とかいう本が置いてありました。
毎日おっぱいマッサージをされ、母乳を飲ませないなんてありえないという環境。
そこで私は母乳が出ない。
赤ちゃんが吸えば出るようになると言われても、息子は泣き叫んで拒否し、吸わない。
私が入院したのは母子別室の病院で、授乳は授乳室でしていました。
まわりのお母さん達は順調に母乳が出始めている様子。
助産師さんに「出ているね~ミルク減らそうね」なんて言われる人もいたり。
授乳量を調べるのに、授乳前後に赤ちゃんの体重を測ったりして。
でも私は出ない、吸わせようとすれば泣かれる。
私は母親に向いてないんじゃないか。
寝不足と疲れも手伝って、だんだん心がすさんでいきました。
とうとう涙があふれた日
退院前に一晩母子同室で過ごすことになりました。
一晩、つらかった。
全然泣き止まなくて。
ほとんど眠れなかった。
これがこの先続くのかと思うと、絶望的な気持ちでした。
同じ夜に母子同室をした人に「大変だったよね」と話しかけると、
「思ったより楽だったよ~泣いたら添い乳できたし」と。
退院の日、やっと少し母乳が出るようになったのに、いつものように息子が拒否して泣いたとき、私の目にも涙があふれました。
そんな私に助産師さんが言ったのは、
「大変だろうけど、母乳、頑張ってね」
返事はできませんでした。
私を楽にした一言
退院後も、まず母乳そしてミルクをあげるという順番でやっていました。
それが助産師さんに教わった方法だったからです。
でもふと思ったんです。
これって、息子も私も辛いよね。
毎回泣き叫んでる息子をそれを押さえつけて吸わせようとして、かわいそうじゃん。
それにこのままじゃ私ノイローゼになるよ。
なんのための母乳育児なんだろう。
ミルクでも元気なら、ミルクが飲みたいなら、
ミルクにすればいいじゃん!
こうして完全ミルク育児を決意したのです。
ちょうどその頃、自治体から派遣されて訪問してきた助産師さんに、こう言われました。
「育ててるのはあなただよ。
自分で一生懸命考えて、
良いと思ったならそうすればいいよ。
他の人があれこれ言おうが、関係ない。
お母さんと赤ちゃんが笑っていられれば、それでいいんだよ。」
これで少し気持ちが楽になったのでした。
完全ミルクのデメリットは本当なのか
よく言われているデメリットは次のとおりです。
- 太る
- 病気になりやすい
- 愛情・触れ合いが不足する
- 調乳、洗浄が面倒
- 外出時荷物が増える
- 災害時が不安
- 経済的負担が増える
…など。
実際に完ミで育った息子二人は・・・
- 太ったことはない!
- 長男はかなり丈夫。(次男は0歳児から保育園に行ったので長男より病気が多かった)
- 親子の密着度半端ない
- 調乳も洗浄も、効率化できる
- 母乳よりは増えます(水筒と哺乳瓶分)
- ストックをすることで対応
- 例えばミルク代は一番多い時期で月1万円弱程度
というわけで、あえて言うなら荷物とお金ですかね。
でも荷物なんて赤ちゃんいれば多いものですし、かかるお金はお祝いや子ども手当で対応していました。
調乳もささっとできるように考えました。
(参考記事「完全ミルク育児、必要なものは?どうやるの?手順の効率化の話」)
そもそもミルクを飲ませるのって、一年くらいのことですしね。
なので完全ミルクのデメリット、私の場合はほとんど感じませんでした。
ただ、上記に挙げたものより、デメリットを感じたことは他にあります。
それは・・・
完全ミルク、一番のデメリットはこれだ!
一番のデメリット、
それは周りの言葉に、気持ちがかき乱されること。
みんな悪気はないんだろうけど。
でも何か言われる度、
母乳だろうがミルクだろうが、あなたに関係ないでしょ?!
子供は元気ですが問題ありますか?
って内心ムカムカしていました。
親、親戚、友人だけならまだしも、健診の係りの人や、通りすがりのおばちゃんにも!
あらゆるところでムカムカ発言をされました。
(私もちょっと敏感になっていたかもしれませんが)
例えばこんな言葉です。
- 母乳でしょ?え?ミルクなの?なんで?
え?なんで?なんでそんなこと聞くの?
- もっと頑張ってみればいいのに
頑張っていないと何故おもうのでしょう。
それに授乳の他にも頑張ることは山積みです。育児は頑張りの連続ですよね。
- (他のお母さんは)母乳で頑張ってるね
ミルクだと頑張っていないのでしょうか。こう思う私はひねくれ者?
でもこんなのは一時期を過ぎれば言われなくなります。
私は、言われて嫌だったことは、自分は人に言わないぞ!と思うようにしていました。
完全ミルク育児のメリット
私が感じた完全ミルクのメリットは次のとおりです。
- 準備があれば、どこでも授乳できる
- 母親以外でも授乳できる
- 乳腺炎などのトラブルが無い
- 授乳量がわかる
- 母親の食事制限がない
特に、どこでも誰でも授乳できるっていうのは良かったです。
父親も授乳できて喜んでいました。
二人目のときは、赤ちゃん返り真っ最中の長男と一緒に授乳できましたし。
赤ちゃん返りの話はこちら↓
おわりに
誤解のないように言いますが、完全ミルクを推進しているわけではないです。
ただ、完全ミルク育児に後ろめたさを感じる必要は全くないと思うのです。
子供が、それから親も、笑っていられればそれで良いじゃないですか♪
母ちゃんたちは、みんな頑張ってるんだぞー!!
ではでは、読んでくださりありがとうございました☆彡