新しい家を建てたい!居心地の良い我が家で暮らしたい!
でもその前に、我が家はいくら予算を用意できるの?
住宅見学会や、モデルハウスに行くと「ご予算は?」って聞かれるけど…金額が大きすぎてわからない!!!
脳みそフリーズ状態だった私に、一番簡単に教えてくれたのは、あるハウスメーカーの営業さん。
自分たちがいくら住宅に使えるのかわかったことで、頭が「スッキリ」、家づくりが「具体的に」なりました。
今回は、その時教わった「住宅予算の決め方」をお話しします。
これから家を建てたいと思っていて、でも自分たちの予算の見当がつかない方、以下のやり方を試してみてください!
もくじ
「住宅予算」基本の考え方
私の「住宅予算」はいくら?
住宅予算=「自己資金」+「住宅ローン」(+ある人は「援助」)
という計算で考えます。
まず考えるのが「自己資金」。今ある貯金(もしくはこれから貯められるお金)からいくら住宅用として用意できるのか考えます。
(今の段階では、自己資金はざっくり100万円、200万円とかでいいですが、後々もう少し具体的に考えることになります。簡単でいいので、月にいくら生活費が必要か、計算しておくと役に立ちます。)
自己資金だけで家を建てられる人はそう多くはないですから、さらに「住宅ローン」を組むのが一般的ですよね。
もしかすると親からの「援助」が期待できる方も、いるかもしれませんね。うちは残念ながらないですが。
というわけで先ほどの計算式となるわけです。
住宅予算=「自己資金」+「住宅ローン」(+ある人は「援助」)
じゃあ、住宅ローンっていくら借りられるのでしょうか?
「住宅ローン」は「いくらなら返せるのか」で考える
たくさん住宅ローンを組んで、理想の家を手に入れたとしても、毎月のローン返済に追われたり、生活苦になったら、それは「幸せ」とは言えません。
(可能な範囲で)理想の家を手に入れ、無理のない返済をし、生活を送れることがベストですよね。
「無理のない返済」、つまり「いくらなら毎月払えるのか」をまず考えます。
家賃から考える
例えば、現在住んでいる賃貸の「家賃」。他に家計の見直しなどもして、支払える金額があればそれを足します。
仮に、我が家が月8万円支払えるとしましょう。
住宅保証機構㈱借入可能額の試算(返済額より算出)で、住宅ローンのシミュレーションをしてみます。
(今回は2018年4月現在の主要銀行平均金利(35年固定の場合)、1.378%(価格.com)、ボーナス返済なし、「元利均等法」で算出します。)
シミュレーションの結果、借入可能額「2,664万円」とでました。
仮に自己資金を200万円とすると、冒頭の計算式から
住宅予算
=「自己資金」+「住宅ローン」(+ある人は「援助」)
=200万+2,664万
=2,864万円
となるわけです。これが我が家の総予算ということになります。
家の予算は大きく「3つに分ける」
上記の計算では、住宅予算は「2,864万円」と出ました。
これ、まるごと全部建物に使っていいのでしょうか??
違いますよね。家を建てるには、「建物」の他にも「土地」や「諸費用」にお金が必要です。
では、どういう予算配分にしたらいいのでしょうか?
諸費用
土地や建物のことを先に考えたいところですが、諸経費からいきます。
諸経費は住宅ローン借入に伴う保証料や、土地の登記料、仲介手数料、建物の火災保険料などなどのこと。
場合によって金額は違いますが、ローン借入額の約10%と見ておきましょう。
というわけで今回の場合は「260万円」です。
建物代、土地代
土地と建物、どっちを重視するかで予算配分は変わります。
土地を重視する場合
どうしてもこの場所がいい!という土地があるなら、土地にかかるお金を除いた分だけが、建物にかけられる予算となります。
この場合、住宅建設会社から
「その予算では、希望の家を建てるのが難しい」
「この土地だと、(面積や容積率などから)希望より小さな家しかたたない」
なんて、言われる可能性はあります。
そうならないように、住宅作りのプロ(住宅会社など)からも土地を見てもらってから購入しましょう。
建物を重視する場合
世の中には、土地はもうある~なんて羨ましい人もいますね。そんな人は、建物に残りの予算を注ぎ込めます。
そうでなければ、めぼしをつけた住宅会社などに建物の金額を確認します。
たとえば、我が家の場合。
気になる工務店を見つけたので、メールで問い合わせました。
「土地、建物、諸費用など合わせた総予算が”2,800万円”ですが、家を建てることは可能ですか?」
「建物だけの予算はどの程度必要と考えればいいですか?」
「今までの施工実績から、中心価格帯はいくらくらいですか」
などなど。
その会社からの返答は、
「建物代2400万位の家が多いです。最低2,000万円はみてください」と言われました。
ということは、
総予算2,864万ー諸経費260万ー建物代2,000万=604万円
残った「604万円」が、土地にかけられる予算ということになります。
ここで、土地予算低すぎ!となったら、「自己資金」を見直したり、借入先や金利、返済方法の検討をして、総予算を再計算しましょう。
うちは田舎なので、予算600万でも土地はある!はず!(場所を選ばなければですが)。
さいごに
あくまでも、今回の計算の場合の話ではありますが、少し頭の中スッキリしませんか?
自分たちの予算が大まかにでもわかると、土地選び・ハウスメーカー選びもぐっと絞られてきます。
予算内で話を進められれば、「お金大丈夫かな…」なんて不安になりにくいですし、家づくりを楽しめますよ。
あ!予算はギリギリで考えないようにしてくださいね。あとから追加工事が必要になったとか、思わぬ出費があったり、不測の事態が起きたときに対応できなくなっちゃいますから。
ではでは、読んでくださりありがとうございました!
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