ここでは、ペーパークイリングで
「紙アクセサリーを作るときの基本の道具」
についてお話します。
ペーパークイリングは「紙を使ったアート」です。
「そんなの初めて聞いた!」という方のために、
まずはペーパークイリングについて簡単な説明をした後、道具の説明をしますね。
具体的に伝わるよう、私”のの製作所”が実際に使っている道具を紹介します。
ペーパークイリングで作るものといえば、インテリアとして飾れるサイズの作品や、カードなどの装飾をイメージする方も多いと思いますが、
工夫次第で、ピアスやネックレス、ブローチなどを作ることも出来ます。
紙で作ったアクセサリーは、とても軽くて着け心地が良いです♪
自分で作れば、好みのデザインのアクセサリーを手に入れることも可能。
できあがったアクセサリーは、
自分で身につけて楽しむことはもちろん、身近な方、お世話になった方への贈り物にすることもできます。
「ペーパークイリングでアクセサリーを作ってみたい」という方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
ペーパークイリングとは
ペーパークイリングとは、細長い紙をくるくると丸め、それをいくつも組み合わせて作品を作る技法のことです。
例えば、このように細長い紙を
道具を使って丸めていきます。
それを組み合わせて、様々な形を作ることができるのです。
ちなみに、私はこんなアクセサリーを作り、販売しています↓
ペーパークイリングについてわかったところで、さっそく「どんな道具を使ったらいいのか」をお話していきますね。
ペーパークイリングアクセサリーづくりの“道具”
紙アクセサリーを作るときに、私が主に使っている道具は、以下のとおりです。
これらは、私が紙アクセサリーを作るときには必須の道具です。
あとは材料の紙さえあれば、今私がお店で扱っている大部分のアクセサリーを作ることができます。
それでは、一つ一つ紹介していきますね。
1.スロットツール
スロットツールは、先に入った溝にクイリングペーパーを引っ掛けて巻く道具です。
先端はこんな感じです↓
スロットツールは、先の軸の太さが、製品ごとに違います。
太い軸タイプは、紙を引っ掛けやすく作業はしやすいという特徴があります。
なので、本当に初めて使う方、まずは少しやってみたい方は、まず太い軸タイプから始めてみても良いと思います。
そしてできることなら、最終的にはなるべく細い軸の物を使えるようになると良いです。
細い軸タイプのほうが、美しい仕上がりになるからです。
例えば、細い軸で巻けば、中心の「穴」が小さく、目立ちにくくなります。
↓左が細い軸で巻いたパーツです。
アクセサリーはそんなに大きなものではありませんので、ちょっとしたことが、仕上がりに大きく影響すると思っています。
私は、初めてのときは「太い軸のもの」を買いましたが、今は「極細タイプ」しか使っていません。
2.ボーダーバディ
ボーダーバディは、ドーナツ状の”円”パーツ(タイトサークル)を作るときに使います。
(写真には3つのボーダーバディが写っていますが、主に使っているのは一番上の「丸」のタイプです)
作りたい大きさの円のところに、クイリングペーパーを巻きつけて使います。
同じ大きさの円を作りたい時、微妙に大きさの異なる円を作りたい時に便利です。
フリ-ハンドで紙を円状に巻くより、ガイドがあった方が、ずっとキレイに巻けますよ。
これも、私にとっては欠かせない道具ですが、代用品を使うこともできます。
代用品として使える物は、例えば「ストロー」「ペンの軸」「ペットボトルのキャップ」など、しっかりした作りの”円筒”のもの。
作りたい大きさに合う”円筒”を見つけることができれば、必ずしも購入しなくてはいけない物ではありません。
ただ、いちいち
「もう少し小さい円がいいんだけどな…」
などと探すのは手間だと感じられる場合は、ボーダーバディを手に入れてしまった方が楽だと思います。
3.良く切れるハサミ

材料となる紙を切るのに使います。
紙の切り口がヨレないように、スパッとよく切れるハサミを使いましょう。
私は一般的なハサミと、先端が細い手芸用のハサミとを使い分けています。
が、初めから2丁用意しなくても大丈夫です。
まずは一般的なハサミを用意し、作品作りを進めるうちに不便さを感じたら、先端の細いハサミを購入するという流れでも十分だと思います。
4.極細ピンセット
主にパーツを貼り合わせるときに使います。
アクセサリー作りでは、細かいパーツを扱うことも少なくありません。
微妙なパーツのズレが出来上がりを左右することもあるので、できたら一つ持っていると良いです。
私はクイリング専門のものを購入しましたが、100均にも細いピンセットが売られているようなので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
5.ボンド
ボンドは、紙同士を貼り合わせるときや、アクセサリーパーツを貼りつけるときに使います。
私は木工用ボンドと、多用途ボンドをメインに使っています。
木工用ボンドは、紙同士を貼り合わせるときに使います。
多用途ボンドとは、“紙と金属”“紙と樹脂”などを貼り付けられるボンドです。
多用途ボンドは、例えばアクセサリーパーツ(金属や樹脂)を、紙でできたモチーフに貼り付ける時に使います。
どちらのボンドも欠かせません。
ちなみにこちらの細いノズル容器のものは、つけたい量をピンポイントに塗れるのでとても便利です。
繊細な作業もスムーズにでき、余分なボンドが付かないので、アクセサリーがより美しい仕上がりになります。
6.つまようじ&綿棒
つまようじや綿棒は、ボンドを付ける時や塗り拡げる時に使います。
小さなプラスチック容器(ペットボトルキャップなど、なんでもOK)に出したボンドを、少量つまようじで取り、該当箇所に塗るときに使います。
ある程度使ったら気兼ねなく捨てることができます。
まとめ
紙アクセサリーを作るときに、主に使っている道具(のの製作所の場合)は、以下のとおり。
- スロットツール
- ボーダーバディ
- 良く切れるはさみ
- 極細ピンセット
- ボンド
- 綿棒&つまようじ
どうでしょう。
「そんなに多くない」と思いませんか?
特別な道具といえば「スロットツール」くらいでしょうか。
あとは主材料となる「紙」を用意したら、出来てしまいます。
では、材料としてどんな「紙」を使っているのか・・・!?
今度は「材料」についてもお話できたらなと思います。
お楽しみに!
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