今回は「里帰りしない場合の準備」についてです。
私は二人目の出産時、里帰りをしませんでした。その経験をもとにお話しします。
何らかの理由で「里帰り出産したくない」と考えている方もいますよね。
でも産後をのりきれるか不安…っていう気待ち、よくわかります。
必要な準備をし、まわりの協力を得れば、産後も自宅で乗り越えられます。具体的な方法について、一緒にみていきましょう。
もくじ
里帰りしないための「準備」
里帰り出産しない場合、問題になるのが、
- 出産時、産院までの交通手段など
- あなたが入院中の、家のこと
- 退院後、約1ヶ月間の日常生活
です。
(退院後1ヶ月というのは、母体のために産後1ヶ月は安静にすること、新生児は外出を控えるというところからの数字です)
出産直前までは、順調にいけば、通常の生活をすることができます(もちろん無理のない範囲でですが)。
つまり、入院〜産後1ヶ月の間、「家事、買い物、上の子の世話」を解決できればなんとかなるってことです。
この期間を乗り越えるために、十分な準備をしておきましょう。
では、実際に私がやった準備も交えつつ、お話しますね。
出産時の交通手段は「陣痛タクシー」、上の子は夫か実母に。
出産時に準備が必要なのは、次の二つについてです。
- 出産時の病院までの交通手段を確保する
- (二人目以降の場合は)上の子の処遇を決める
私の場合は、夫が夜仕事で不在がちだったため、次のように予定していました。
- 日中陣痛が来た場合→陣痛タクシーで病院に行く。長男は保育園にいるはずなので、迎えを実家の母に頼む。
- 夫がいるときに陣痛がきた場合→陣痛タクシーで病院に行く。長男は夫に託す。
- 夫が不在時に陣痛がきた場合→陣痛タクシーで病院に行く。不在時はあらかじめわかっているので、その日は必ず実家の母に来てもらい、長男は母に託す。
基本、一人で陣痛タクシーです。
実際には、3番の「夫が出張で不在時に陣痛」がきました。
母に来てもらっていたので、そのまま長男をお願いして、一人でタクシーに乗り込み、出産しました。
(陣痛タクシーについては、陣痛タクシーってどうなの?実際に乗ってみた!を読んでみてください。)
入院中の家のこと
入院中のための準備は次の一点についてです。
- (二人目以降の場合は)上の子の処遇を決める
我が家の場合、主に夫が長男の面倒をみました。一日だけ夫が出張の日があり、そのときは実家の母が自宅に泊まり込み、長男の世話をしました。
ちなみに入院期間は5日間程度でした。
食事はどうする…?という場合は、「食事宅配サービス」を利用する手もあります。食事宅配については後述しますね。
退院後~1ヶ月間の日常生活
産後1ヶ月間のための準備はつぎのとおりです。
- 日々の買い物をどうするか
- 日々の家事をどうするか
- (二人目以降の場合は)上の子の世話
通いでサポートしてくれる家族がいるならお願いするのが一番楽です。
そうでなければ、次のように提案します。
- 買い物は「通販」「生協」「夫に依頼」とする
- 家事は、自分で最小限のことだけをする(料理は食材キットや宅配弁当を活用するなど)
- 上の子は、保育園などへ送迎ができないなら1ヶ月休むか、子育てタクシーを利用する
我が家の場合は、
- 夕食作り→実家の母が通いでしてくれました
- 掃除→母、もしくは私。
- 洗濯→私。
- 買い物→主に「生協」「通販」
- 平日の沐浴→自治体の助産師さんに依頼(有料)。休日は私。
- 長男の保育園送迎→実家の母に依頼(1ヶ月したら赤ちゃんも連れて私がしました)
実家の母には頭が上がりません(^_^;)
保育園への送迎が困難な場合は、長男も「1ヶ月お休み」する予定でした。
私の友人で、上の子を休ませていた人もいました。
産後1ヶ月したら、下の子は抱っこして、保育園まで送迎しました。
ちなみに、抱っこ紐は、ベビービョルンのweを使っていました。
首がすわってなくても、付属品なしで縦抱っこができるし、使いやすいので、とても重宝しました。エルゴより安かったです。
抱っこ紐についてはこちらでお話しています↓
抱っこ紐「ベビービョルンWeエアー」!7つのメリット。首すわり前から使えるよ
買い物は生協か通販
買い物は、生協にかなり助けられました。
オムツやミルク、洗剤などの日用品はもちろん揃っています。食事面では、火を通すだけになっている「食材キット」もあり便利です。
離乳食~幼児食にも便利な品物があり、2年近く経った現在も継続して利用しています。
【2018.8追記】買い物時間をとれるようになったので、最近コープデリをやめました。が、重い荷物が辛すぎて、やめたのを後悔中です。まだまだ子連れの買い物はしんどいです。
生協についてはこちらをどうぞ↓
【生協コープデリ】育児中の強い味方!私の感じたメリット・デメリット
食事は栄養士監修「食事宅配」もあり
食事冷凍宅配サービス「わんまいる」って知ってますか?
専門家が栄養計算したレシピで、旬の国産食材を、プロの料理人が調理した「食事」が冷凍されて届くサービスです。
たくさんある食事宅配サービスのなかでも、美味しいと評判です。
冷凍のおかずなので、届いてすぐ食べなきゃ!ってことはありません。臨機応変に使えます。
自分で作るよりは高いです。
でも、産後の安静にするべき1ヶ月、買い物もできないのに、赤ちゃんの世話もしつつ、栄養バランスがとれた食事を毎日自分で作る手間を省けると考えれば、コスパはかなりいいですよ。
通常より安い「初回限定のお試しセット」がありますから、ぜひ利用してみてください↓
自治体などのサービスも利用しよう
「自治体の助産師さん」については、出産前に役所に問い合わせ、申し込みましょう。
うちの地域では「沐浴・授乳指導」で、一回4千円でした。
沐浴をしてくれたり、母乳マッサージや悩み相談もしてくれました。
家にこもりきりの生活の良い刺激になりましたよ。
里帰り出産しないと大変なのは覚悟しよう
赤ちゃんと二人きりの生活をするのは想像以上に大変です。
覚悟してても、実際になってみると「こんなに大変なの!?」って、きっと思いますよ。
ただでさえ産後の母体は普通の状態ではないのに、赤ちゃんのお世話で心身ともに疲れきってもおかしくありません。
なので、前もって夫には「産後は絶対無理できない」「いつも通りの家事はできない」と、しつこいくらい強調しておきましょう。
女の私でも、出産するまで、産後の大変さがわかりませんでした。
ましてや男性には、もっと想像つかないのではないでしょうか。
退院したら、すぐいつもの生活に戻れると考えているかもしれません!そんなわけないのに!
夫婦で出産前後の生活についてよく話しておきましょう。
それから、産後は家にこもりきって、赤ちゃんの相手をすることになります。
初めての出産では、わからないことが多くて、不安になることもあるでしょう。
そんなときは、誰か相談相手を見つけるといいですよ。
他愛のない話でも救われることがあります。
そういう意味でも、自治体の助産師さんに来てもらうのはオススメです。
相性もありますが、一回だけ頼むこともできましたので、誰かに話を聞いてほしいと思ったら、ぜひ自治体に問い合わせてみてください。
困ったらSOSしてね!
里帰り出産しないときのデメリットはこんな感じです↓
- 家事・育児のサポートが無い
- 陣痛がきたときの対応が不安(どうやって病院に行くか、上の子はどうするか等)
- 入院中、上の子をどうするかが問題
- 外出を控える1ヶ月の生活をどうするか不安
でもちゃんと準備をすれば、デメリットは減らせます。
自分の家で、自分のペースで赤ちゃんの世話をできるのは、大きなメリットです。
里帰り出産すると、助けてもらえる反面、親と生活リズムが違うこと、育児の考え方の違いなどで、ストレスを感じることもありますから。
二人目だったこと、母のサポートがあったこともありますが、私は里帰りしないで良かったです。
里帰りしない選択も十分有りです。ただし繰り返しますが、大変であることは、覚悟しましょう。
困ったときは無理しすぎないで、周りに「SOS」を発することを忘れないでくださいね。
さいごに
準備をすれば、里帰りしなくても、出産を乗り越えられるよ!というお話でした。
家族の協力、生協や、地域・自治体サポートなどをフル活用して乗り切りましょう。
ではでは、読んでくださりありがとうございました☆彡