ここでは「金属アレルギーにならない金属はあるのか?」についてお話します。
金属アレルギーって辛いですよね。
ピアスで耳がかぶれたり、ネックレスで首がかゆくなったり。
可愛いアクセサリーを身に付けたくても、
「また痒くなるかも…」
「これは大丈夫な素材かな?」
と考え始めると、新しいアクセサリーを買うのもためらってしまいます。
結論から言うと
「絶対に金属アレルギーにならない金属」は、無いのですが、
金属アレルギーになりにくい金属や、
「金属アレルギーを気にせずアクセサリーを楽しむ方法」は、あります。
本文を読んで、金属アレルギーでもストレスなしでオシャレを楽しめるようになりましょう!
もくじ
金属アレルギーに絶対にならない金属は【無い】
「100%絶対に金属アレルギーにならない」と言い切れる金属は、残念ながらありません。
なぜなら、金属アレルギーは、それぞれの体質に左右されること、つまり個人差のあるものだからです。
「皆はこの金属でアレルギー反応出てないから、私も大丈夫」
と言えるものではないのです。
また、
「今まで平気だったのに、体質の変化によって症状が出るようになった」
という方もいるように、
同じ人であっても
「今アレルギー反応が出ていないから、一生大丈夫」
というものでもありません。
このことから「絶対に安全」と言い切れる金属は無い、と言えるのです。
(参考そもそもなぜ金属アレルギーになるのか→リンク準備中)
「じゃあ、金属アレルギーの私は、アクセサリーを着けられないの…?」
と思ったあなた。
絶対金属アレルギーにならない金属は無いのですが、
「金属アレルギーになりにくい金属」
はあります。
それが何なのかは、次の項でご説明しますね。
「金属アレルギーになりにくい金属」は有る
金属アレルギーになりにくい金属
金属アレルギーになりにくい金属は、例えば次のようなものがあります。
金、ステンレス、チタン、ジルコニウム、ニオブ、ハフニウム 等・・・
これらは、
「金属アレルギーになりにくい金属」
と言われています。
「金属製のアクセサリーを身につけたい!」
という場合は、これらの中から、“あなたのアレルギー反応が出ない金属”を選ぶようにしましょう。
「あなたのアレルギー症状が出ない金属」を詳しく知りたい場合は、パッチテストなどで調べるのが確実です。
(参考リンク準備中・パッチテストは自宅で出来るのか?医療機関受診がおすすめ)
ここで一つ大切なお話。
「あなたの金属アレルギー反応が出ない金属」がわかったとしても、注意すべきポイントがあります。
それは、「一見大丈夫な金属だとしても、実は金属アレルギーを引き起こしやすい金属が混ざっている可能性があること」です。
金属がアクセサリーのパーツとして使われる際、別の金属が混ぜられることが少なくありません。
これを「合金」と言います。
(なぜ合金にするのかというと、混ぜものをすることで加工しやすくしたり、強度を増したりするためなど理由は様々です)
”金属アレルギーを起こしやすい金属”が混ぜられている場合、それにより金属アレルギー反応が出てしまう場合があります。
そのため、アクセサリーを選ぶときは、
「金属アレルギーを引き起こしやすい金属が混ぜられていないか」
「純度はどのくらいか」
などの確認が必要です。
金属アレルギーになりやすい金属
合金にも使われる”金属アレルギーを起こしやすい金属”には、次のようなものがあります。
ニッケル、コバルト、スズ、パラジウム、クロム、銅、亜鉛・・・
特に金属アレルギーの「3大原因金属」とされているのが「ニッケル」「コバルト」「クロム」の3つです。
中でもニッケルは、金メッキの下地としてよく使用されている身近な素材。
金メッキが何らかの理由ではがれてニッケルが露出すると、ニッケルを原因としたアレルギー反応が出やすくなります。
実は、EU諸国では、ニッケルの使用に規制が存在するほど、注意すべき素材です。
日本でもニッケルの危険性に対する認識が高まっていて、「ノンニッケル」や「ニッケルフリー」などの記載が入った製品も販売されています。
出来る限り、ニッケルフリーの製品を選ぶことをお勧めします。
「アクセサリーを購入するとき、いちいち確認するのは大変!」
と感じたあなたに、最後の項では、
「金属アレルギーに悩まずにアクセサリーを楽しむ方法」についてお話しますね。
金属アレルギーに悩まされずにアクセサリーを楽しむ方法
「金属アレルギーに悩まずにアクセサリーを楽しむ方法」は、とても単純。
「金属を使っていないアクセサリーを身につけること」です。
そもそもの原因となる金属が無ければ、アレルギー反応も出ませんよね。
金属を使っていないアクセサリーとは、
例えば樹脂や粘土、紙、布などで作られたアクセサリーのことです。
この場合、モチーフだけでなく、アクセサリーパーツにも金属を使用していないものを選びましょう。
例えば樹脂製のアクセサリーパーツは、一切金属を使用していないのでおすすめです。
この写真の「樹脂製」と付いているものです↓
のの製作所でも、紙で出来たアクセサリーを取り扱っています。
例えばこちらは、見た目は金属のようですが、モチーフは全て「紙」で出来ています。
紙でできたモチーフ+樹脂製パーツなので、「金属アレルギー反応が出ないアクセサリー」と言えます。
まとめ
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- 絶対に金属アレルギーにならない金属は無い
- 「金属アレルギーになりにくい金属」を選ぶことで、金属アレルギー反応が出る可能性を低くすることはできる
- 「合金」に注意!
- 「金属を使わないアクセサリー」を選べば、ストレスフリー
のの製作所では、他にも金属見えの紙製アクセサリーを取り扱っています。
気になる方は、一度ショップを見にいらしてください♪
金属アレルギーにもう悩みたくない方は、
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